雑記帳2006年10月・11月・12月分


12月14日     このごろ観た映画


 テレビで放映されていた映画で、最近観たのは「ラストサムライ」と「NANA」。
「ラストサムライ」は最初の50分ぐらいは見逃したので、なに?この設定は?これって日本?という所も多々あったのですが、例えば勝元って誰?とか…、大村って大村益次郎?とか…、まあ、そういったことはとりあえず無視してとにかく観ました。
途中から観たもののチャンバラシーンや、戦闘シーンが予想以上に迫力満点なので思わず画面に見入ってしまいました。
勿論、今の時代にはいないのだからサムライがどんなだったかは日本人の私にも本当のところは分からないのですが、この映画では私が今までのドラマや映画で見たサムライよりももっと禁欲的で規律正しい美徳溢れる人々として描かれていました。
そう、とてもカッコいいんですよね。
この点だけをとっても日本人がこの作品を観ると気分が良くなるんじゃないかなぁ…と思われます。
ちょっとヨイショされすぎという気もしなくはないですが(笑)。
観るまではさほど期待してなかったんですが結構面白かったです。

 「NANA」は松山ケンイチ君が脇役で出ているということで観ました。
(松山君については映画「デスノート」2作を観てから子供と共にファンになったのです^^;)
作品的にはどうなんだろ?という気で観たのですが、結論から言えばこちらも面白かったです。
ちょっとびっくりしたのが、中島美嘉演じるナナがそのツッパった外見とは裏腹にものすごく寛容な性格だったこと。
あの宮崎あおい演じる自立心の欠片もなさそうなもう一人の奈々と付き合うのは相当疲れるんじゃないか?との心配をよそに共同生活を続けているところをみるとなかなか大物だねぇ…(笑)。
これといって大そうな事件もないんですが、恋愛と友情を丁寧に描くことで飽かさずに最後まで見せてしまうんですよね。

どちらの作品も期待してなかった分、儲けものしたような気分です。

 反対に少し前に深夜枠で放送していた「ソウ」という映画は、上映当時面白い!という評判を聞いていたので期待満々で観たのですが、あまりに私の期待が膨らみすぎていたのか、ちょっと気抜けしました。
面白くなくはないのですが、最近の私にはちょっとアクが強かったのかもしれません。
このところヘビィなホラーはちょっと苦手かも…(歳とったのかなぁ…笑)。


12月7日     私って…


 サイト更新もちょうど1ヶ月ほど放置していたことになります。
イラストもほぼそれ位描いていませんでした。
前にも書いたと思うんですが、スランプで描きたくなくなったらしばらく待っていればきっと描きたい気持ちがムクムクと起こってくるんじゃないか?と思っていました。
でも、それってちょっと間違っていたかも…(^_^;)。
そういう気持ちってなかなか起きてこないみたいです。
きっと気持ちが起こってくるのを待っていたらうんと長い期間かかるかもしれない…、いやもしかしたらもう起こらないかもしれない…想像するとなにやら怖くなってきました。
なので、スランプながらも又、少しずつでも描くことにしようと思ってます。
rondoさんから頂いたバトンをそのきっかけにこの雑記帳も再開するつもりです。

 10月の終わりの雑記にちょっと書いたドラマ「僕の歩く道」、あれから観つづけていました。
やっぱり面白いですね、これ。
私は自閉症についてほとんど知らないので多く語るのは僭越なのですが、このドラマの自閉症の主人公は周囲の人にとって自分の姿を直視させる鏡のように、ある意味見守る神のように描かれています。
きっと現実はこんなじゃないんだろうとは思うのですが…、ドラマって多かれ少なかれ寓話的なところがあると思うのでそれはそれでいいんじゃないかな?
ドラマとしてはとてもよく出来ていると思います。
押し付けがましくなく、しみじみと感動的なのです。

もひとつ気に入っているのはテレビ朝日系列の刑事ドラマ「相棒」でしょうか。
もう以前からシーズンごとに放映されていたのに一度も観たことがなかったんですが、観てみると面白かった。(面白くないだろうと高をくくっていたのが間違いだった!笑)
無茶苦茶面白いといほどじゃないですが、安定して面白いのです。
この位の方が観るのが苦にならないと思います。(あまりドキドキハラハラするのも精神的に負担になるような・笑)

そしてあと一つ先入観で損をしたと思ったのが、最近再放送されていた日本テレビ系列のドラマ「野ブタ。をプロデュース」を本来の放映時に見逃していたことでしょうか。
再放送されているのを観て、どうせアイドルドラマだろうとバカにしていたのを大いに反省しました。
描かれる青春の繊細さに惹かれました。
いいなぁこういうのも…(#^.^#)。

 みんなが面白いと言ってるものってやっぱり面白いんだなぁ…と思った次第です。
(根っからのへそ曲がりなのでなかなかその最中に飛びつけないんですよね…^^;)

 
12月5日     お久しぶりです


 久しぶりの雑記になります。
うーん、長らくダラけておりました。
ダラけを打破すべく天からの贈り物のように、rondoさんから「お絵かきバトン」を頂きました。
(ありがと〜!感謝してます!>^_^<)

■下書きを描く時、まず何から描き始めますか? ■
  顔の輪郭から、続いて目鼻立ちを入れてしまいます。
  目鼻立ちは後で描いた方がいいような…と思いながらもつい癖で。

■線は長く一本で描く方ですか?       ■
■短い線を何本も描いて消していく方ですか? ■
  長く一本で描いてしまいます。
  えいやーっ!というふうに。ただ、思ったように引けないので長い線が何本も描かれ
  非常に見にくい下書きになってしまってます。

■一人(一匹)の下書きを完成させるのにどれくらい■
■時間をかけますか?             ■
  下絵が荒いので15分ぐらいかも…。
  荒い下書きにペン入れするのが怖くってドキドキして時間をくってしまっているので
  それならもっときちんとした下絵を描くべきだといつも反省してます。

■一番最後に描くのはどこですか? ■
  背景です。アナログ画の時は効果線です。

■主線は何で入れますか?■
  アナログだとGペンです。
  CGの方もペンタブではいまだちゃんとした線が引けないので、Gペンやマーカーで
  ペン入れしたものをスキャナーで取り入れてます。

■ペン入れの特徴又はコツを教えてください。■
  ものすごくドキドキしながら、ドキドキに時間をかけたあげく思い切って入れ始めます。
  そのくせ入れ始めると「もうどうにでもなれ!」という気になって荒々しくドンドン入れ
  てます。(笑)

■主線をどこの部分から入れていきますか? ■
  これも下絵と同じく顔の輪郭からです。

■ペン入れにどのくらいの時間がかかりますか? ■
  実際に入れ始めてしまうと30分ぐらいでしょうか…。

■色を塗るとき何を使いますか?■
  PhotoshopElements1.0か Pixiaです。
  
■塗り始めはどこからですか? ■
  肌からです。

■塗り方の自分なりの特徴、又はコツを教えてください。■
  ただただ素朴に塗っていたのですが、最近どうしたらいいのかよく分からなくなりま
  した。(^_^;)

■最後に塗る部分はどこですか?■
  人物と背景にもう一度影を加えてます。

■色を塗るのにどれくらいの時間がかかりますか? ■
  CGイラスト1枚だと気分が乗っている時は2時間ぐらい。
  気分が乗らないと何日もかかってしまってます。
  
■背景はいつつけますか? ■
  人物を描いた後にこんなのは?といきあたりばったりにつけてます。

■どんな背景が多いですか? ■
  やはり木々が多いと思います(笑)。
  とにかく背景が苦手なので…(^^;)。

■得意な構図、又は描きやすい構図は何ですか?■
  左向きの顔。(苦笑) 

■では、苦手な構図は?■
  本当は下から仰ぎ見た図や俯瞰図が好きなんですが、自分で描くととんでもない物
  になってしまうので苦手です。

■得意なジャンル、又は描きやすいジャンルは何ですか? ■
  中、高校生ぐらいの年代の少年少女が好きです。
  20歳過ぎぐらいの女の人も好きかな。
  漫画だとやはり学園を舞台にしたミステリーぽいものが好きなので自分でも描きた
  いと思ってます。

■では、描きにくいジャンル■
  恋愛コテコテものが苦手です。それとSFぽいのも。

■このバトンを、この人の絵の描き方が知りたい人に送ってください。■
  rondoさんの回答を読ませてもらって、一番知りたいrondoさんの絵の秘密をちょ
  っぴり垣間見られて満足してます。
  バトン送ってくださってありがとうございます。
  どなたかよろしければ(^_^)v。


10月31日     ニュースに思う


 このところのニュースで特に気になったのは高校での科目履修不足のことでしょうか。
身近に高校生がいないのでそういうことがあるとは全然知らなかった…。
大学受験に必要な科目とのずれが云々との意見も言われているようですが、それもなんだか変な話ですよね。
そっちにあわせたらそれこそ高校が予備校そのものになってしまうんじゃないですか?
高等学校の意義自体が揺らぐような気もしますが…。
それに、この歳になって振り返ってみればいろいろな授業を受けられた方が長い人生にとってはうんと得じゃない?
勿論、受けた授業が身につくつかないはあるにしても、もっとも知識を吸収し易い年齢にそれらに触れられる機会はある意味とても貴重なんじゃないかと思うのです。
まあ、自分も高校当時はそんなこと思いもしなかったから、受験当事者には何を奇麗事言ってるんだ?となるのかもしれませんが。

 もひとつ気になっているのは自殺についてのマスコミの報道の仕方。
妙な方向を向いて過激に報道すればするほど連鎖の自殺が出てきそうで暗い気持ちになります。
いじめについても、いじめられた方が恥ずかしがらなくてはならないのはおかしいではないですか。
いじめをする側の方にその行為が物凄くカッコ悪く恥ずべきだということをもっと知らしめるべきでしょう。
近代民主主義において弱い者いじめは恥ずべき行為であったはず、今の大人も子供もすっかり忘れているんではないでしょうか?

 フジテレビ系のドラマ「僕の歩く道」を先週ふと観てしまったのですが、どうした訳かじっと見入ってしまいました。
ドラマが面白いのかどうかはまだよく分からないのですが(^_^;)、草薙君の演じる自閉症の主人公の次の行動が読めない分、画面から目が離せなかったのでした(なにやらとても緊張感があるんですよ)。
障害のある人を扱ったり、闘病ものといわれるドラマはちょっと苦手なんですが、今日が放映日なので又観てしまうかも…。


10月11日     我家のブーム

  
 私がこのところしていたことといえば、春に咲く花の種をまいたことと、球根を植えつけたことと、少し庭の片付けを始めたことでしょうか。
やっと暑さから開放されたので、庭に手を入れる余裕が生まれました。
今年も本当に夏場暑かったので、もう庭どころではなかった!(笑)
庭の写真を久しぶりに撮ったのですが、ほとんど花は咲いてません。
まあ、放置していたので仕方ないといえばそれまでなんですが、やはりちょっと寂しい気持ちもします。
おそらく殺風景の一因はバラの鉢がスペースを占領しているからではないかとも思います。
春にはいっぱい咲いてそれに浮かれてそこそこ手入れをしていたものの、夏の暑さで消毒なども放棄してしまったので黒点病や虫のせいで葉が落ちてしまいすっかり貧弱な姿になってしまったバラたち…、ふがいない主人を許しておくれ!
おそらく今の鉢数でお世話は手一杯の気がしますが、この時期PCの前に座ってネットを徘徊するとバラ苗予約の誘惑がいっぱいで困ってしまいます。
一つ二つは見ていると欲しい品種が出てくるもので、ああ、何か購入したい!!とこのところ物欲の煩悩に悩まされています。(^_^;)
だめだ!だめだ!と抵抗しながらも最終的にはおそらく何か一つぐらいは絶対注文してしまうと思います。(苦笑)

 さて、我家ではこのところスガシカオのCDブームがおきていて、新作「パレード」の購入をはじめとして、次々と古いCDをレンタルしたりとすっかりハマってしまっております。
さしずめ私は軽くハマっていて、子供の方がよりハマっているといっていいと思います(変な親子・笑)。
スガシカオさんのサングラス姿が漫画「トーマの心臓」の登場人物サイフリートにちょっと似てると思うのですが…(笑)、これってどっちのファンからも袋叩きにあいそうな意見ですね(^_^;)。

 私の愛する番組「チャングムの誓い」が一山場迎えました。
ある意味、復讐の物語でもあったこのドラマで敵役たちが遂に失脚しました。
これまで敵役が徹底的に敵役を演じてくれていたので、すっきりしたカタルシスを感じられました。
ただ、それでもなお彼らの末路に若干の哀愁を感じさせたのはドラマがとてもよく作りこまれていて敵役にすら観ている私が感情移入していたからでしょう。
最終回までにはまだ一波乱も二波乱もあるようですが、ますます熱をいれて観るつもりの私でした。
ちなみにチャングムの相思相愛のお相手ミン・ジョンホ様なのですが、いつも静かに微笑みながらチャングムに接しているんですよ…、どんな時にもですよ!、なんだか大海のような心を持った男性なんですよぉ!(ちょっと人間離れているぐらいに…笑)
もひとつどーでもいいことですが、私は脇役の長官様とチャングムのおじさん(ドラマの道化役?)が出てくるとホッと心休まるので2人のこととても気に入ってます。(癒し系というところか?)


10月3日     誕生日プレゼント


 私は9月生まれなのですが、今年の誕生日プレゼントとして夫からもらったのが平山夢明氏の単行本「独白するユニバーサル横メルカトル」(光文社刊)でした。
え〜っ!こんなグロ色の強い内容の本を買って来てくれたのか!!(ちょっと非難の気持ちを込めて…^^;)
確かに私は平山氏の大ファンなのですが、最近加速する肉体痛み描写に気が退けて購入する際には吟味して描写のややソフトな本しか購入しなくなっていたのです。
「独白する…」は立ち読みしたところでは相当痛そうな本だったので購入を控えていたんですよぉ…。
でもせっかくプレゼントとして買ってもらったんだから読まないというのももったいないし…ということで読んでみました。

 やはり相当気持ちの悪くなるような場面が各短編にたっぷりと盛り込まれておりました。
ああ、立ち読みの印象は間違っていなかった…それなのに読み終わるとどこかロマンチックなものを感じるという不思議な読後感…。
「メルキオールの惨劇」という長編を以前読んだ時もやはりそういう感じがしました。
血みどろグチャグチャなのにロマンチック…?(^^;)
まあ、私としては嫌悪感に苛まれながらも面白く読んだのですが、できればもう少しソフトな作品の方がいいなぁと思いました。
おそらく自分では怖すぎるのでもう購入はしないでしょう(購入はしないが図書館で借りて読むと思う…笑)。

 漫画の「蟲師」に子供と共にハマりかかっています。(いやもうハマっちゃってるかも・笑)
おそらく読んだらこうなるとは思っていたのですが、やはり予想通りでした。
うーん、とにかく面白いですねぇ。(^_^;)