雑記帳 2005年5月分


5月30日    「模倣犯」読みました!


 以前、映画「模倣犯」をテレビ放映時に観て、機会があれば原作本を読もうと思っていた私ですが、しばらく前に図書館の移動バスに上巻が乗って来ているのを借りて読みました。
そしてすぐさま下巻をリクエストして、このほどようやくその全部を読むことが出来ました。
上下二巻で共にやけに分厚い!まさに読み応えたっぷりでありました。
大層なボリュームのわりにスムーズに読めたのはやはり宮部みゆきさんの筆力ゆえかと思います。
 内容は枚数も多いだけあって人物が大変書き込まれているという印象です。
映画の批評サイト(一般人が書き込むタイプの)で、映画が原作を無視して全然違う作品にされているという怒りの書き込みをいくつも見ていたのでその点も興味深々でした。
読み終えてみてまず最初に感じたのは、こんな長い作品をよく2時間ほどの映画にしようとしたね…でした(長さからいっても別物になって仕方ないかも)。
でも反対に私はそれほど原作をゆがめているようにも感じなかったけどなぁ…。
途中までは押さえるべきエピソードはちゃんと押さえようと努めているように思いましたし…。
原作が丁寧に人物一人一人を細にわたり描いているのでそれぞれに感情移入する点がみつかったのに比べて、映画はそれが(時間的にも)出来ない分、特に犯人側に抱く違和感が大きくなったように思います。
むしろそれが意図したものかは別にして、犯人の非人間性を強めて感じさせることになったかもしれない。
犯人の「心の闇」(ありきたりな言い方ですが…)みたいなものへの違和感、不気味さとでもいいますか…。
 しかし後半の展開は、原作と映画では確かに大きく変わってしまっているといえるでしょう。
原作を読んだ後でも、私としては映画版展開もそう嫌いではありません、いやむしろ好きかな(笑)。
こちらの方が印象的で、ある意味ロマンチックな匂いがするかもしれません(おそらくそれが頭に来た!という人がいるのかもしれないとも思いますが)。
その分、妙に犯人にカリスマ性を与えてしまっているのかもしれないですね…。
宮部みゆきさんの作風からは絶対こんな結末はつけないだろうと思うような結末ですもんね。
原作の犯人のすごくカッコ悪い捕まり方がはるかに良心的でしょう。
この良心的な感じが宮部さんらしいと思います。

 宮部さんの作品でやはり一番の贔屓は今も「火車」だなぁ、とあらためて思った私でした。
「模倣犯」も面白かったけれど、ちょっとあれこれ描き込みすぎかもしれない…というような気がしたのでした。
映画版については、読後も、あれはあれでなかなか健闘してるじゃないと思います。
多くの人にたたかれているようだけれど、私は応援してあげましょう。(私、根っからの判官びいきなのかもしれない…・笑)


5月27日    にがりって変な味です


 「にがり」…、ふつうは豆腐作りの際に使ったりするものです。
ちょうど1年程前に、日本テレビのお昼の番組(みのもんたが司会している主婦向け番組です・笑)で、にがりを水に少量溶かして飲むとダイエットになるというのを放送しておりました。
かくゆう私もその放送を見ていました。
飲むだけでダイエットとはものぐさ者にはもってこいではないか!ということでさっそくスーパーマーケットでにがりを購入しました。
即、実践してみて、その妙な後味に2回飲んだだけで早々挫折してしまいました。
その後にがりは(ビン入りでした)台所の片隅に放置されていました。
 最近ふと気づいたのは、そのにがりが結構いろんなお店の人目につきやすい所に並んでいること。
私が買った時には、置いていない店も多かったのに…。
これはもしやにがりダイエットをしている人が増えているということでは?(うーん、手作り豆腐が流行っているということも考えられるかもしれませんが…?・笑)
家に帰って放置していたにがりを水に溶かして再挑戦してみました。
うううっ…やはり私にはこれを毎日続けることは不可能のようです…。
見ていた子供が試しに飲んでみて曰く「この世のものではない後味がする…」と。
うんうん、それそれっ!言いえて妙です。
ちょうどそういった味なんですよね(笑)。
というわけで今年も相変わらず太めのままか…と諦めている根性なしダイエット挫折者の私です(^_^;)。


5月24日    金魚産卵開始です


 少し前に庭の花が疲れの原因かも…と書きましたが、もひとつの原因たるものが金魚の産卵かもしれません。
金魚、去年も春から夏に何回か産卵をしましたが、今年は去年とは少しその産卵の仕方が違っています。
去年は半日かけて多量の卵を産むと半月か1ヶ月ほどは次の産卵をしませんでした(秋までに合計5.6回でしたか…)。
 それが今年は一回につき産卵量が少ないのです。
その代わり、2日位すると又少量産卵したり…と、一週間もしないで少量ずつ産卵を繰り返しているようなのです。
去年は産卵後にはバケツで水槽の水の半分量ほどを新しくして、そのあとの2日で4分の1ずつぐらい水換えをしていましたが、今年はその調子で行うと毎日結構な量を換えなければならいので、正直困惑しました(汗っ!)。
水換えごときですが、これが毎日となるとなんだか疲れるんですよね…。
そしてついに私、毎日というのは挫折してしまいました(^_^;)。
金魚君、今もまだダラダラと気が向くとごく少量産卵している様子なのですが、水の汚れ具合と相談しながら適当に水換えをしている私…。
うーん、金魚の生態まだまだ私には分かりません!
去年より一年分年寄りになったのでそんな産卵の仕方になったのかな?
以前の多量産みの方が、お世話しやすかったんですが…。
しかしまあ相手は金魚ですから、それを言うのは酷というものでしょう(笑)。


5月17日    お祭りに参加です!


 5月15日(土)、私の住む町でお祭りがありました。
私が子供の頃は毎年この祭りが行われていたのですが、その後一時中断していた時期もありました。(後継者不足とか…?詳しい事情はわかりませんが)
そして何年か前から再び、2、3年に一度の割合で行われるようになりました。
その祭りに我が家の子供も参加したのです。
実は彼女、前回の祭りの際には本来男子が割り当てられる役の宝太鼓という神社の太鼓を打つ役にひょんなことでなったのですが(該当地区に適当な男子がいないという単純な理由です(^_^;))、そのことを覚えていてくれた神社の人が今年は女子ならではの役回りの舞姫にならないかと誘ってくださったのでした。
太鼓打ちさんよりやはりこちらの舞姫さんの方が満足気でありました。
やはり一応女の子ですからね…(笑)

    
(恥ずかしいので顔が分からぬ写真をば!・笑) 


5月12日    ちょっと疲れ気味です…


 今年の春の庭の計画が上手くいってません。
花が咲いていないというわけではないのですが(むしろ咲きまくっているかも!)、去年の冬に蒔いたタネが予想以上にたくさん苗になったので調子にのって植えすぎました。
水を遣るのも結構時間がかかったり、花殻を摘むのも大変だったり、今になってなんでもかんでも植えたツケが廻ってきたようです(笑)。
 そろそろ暑さで片付けなければならない一年草たちも出始めていて、これはしばらく庭に毎日相当時間を取られるやも…と身から出た錆とはいえ困り気味です。
Pixia祭りも1枚は是非投稿したいような気がする…、そういえば「5月の庭」をUPするのもまだだし…、ああ、私、なんて計画性のない奴!!
これを書いた後、さっそく「5月の庭」の作成に取り掛かります。

 祭り絵を描くのも久しぶりのCGになります。
こういうときは妙に緊張するというか…ドキドキするなぁ!。


5月6日    「冬のソナタ」やっぱりいいかも!!


 1回目、3回目と見逃しを繰り返すという怠惰な視聴態度でありましたが、その後は改心して観ておりました「冬のソナタ」。
するとすると…、やっぱりいいかも!!と俄然思いはじめた私です。
当初はヨンさま人気の程を確かめてやるという気持ちが大きかったのですが、ヨン様は勿論いいのですが(笑)、それよりも話作りに感心し始めています。
恋愛ドラマの王道を行くというか…、正面きって(照れも無くというか…笑)三角関係ものを非常に丁寧に描いているのに感心しました。
真面目だ…この真面目さが新鮮といいますか(笑)。
そしてなにより中高年の女性に人気なのは(私も含めて)、きっとこれが追憶のドラマだからでしょう。
このドラマのように波乱に満ちたものではなくとも、多かれ少なかれハッピーエンドにはならなかった恋のひとコマの一つや二つはそれぞれの視聴者にもあるはず。
そういった思い出がここでヒロインを見る時に投影されるのかもしれません。
ヒロインの女優さんが、どこかしら控えめなあっさり系の顔立ちをしていて(勿論美人ですが)、我々に親しみを持ちやすいことも大きな要因だと思われます。
彼女がもっと派手派手な超美形だったら感情移入しにくいかもしれない(笑)。
そして彼女をめぐる男性陣が、見目麗しく、共に優しすぎるほど優しげな男性であること(こんなのいるか?・笑)…これはまるで一昔前の少女漫画の男性のようです。
今後どのような展開をみせるのかはわかりませんが(試練が待ち構えてるとか…?)、今のところドラマを観るたびに甘美な追憶の世界にいざなわれてます(笑)。

 「冬ソナ」の他はあまり熱を入れて観ているドラマがない今シーズン。
そんな中で前仮面ライダーシリーズの主人公だった半田健人が脇役で出ている「新・科捜研の女」(テレビ朝日系列)というのを、半健(変な短縮形)が出ているのを見たいだけの動機で観ています。
動機が不純だ〜(笑)。こういった普通のドラマで見ると体格も華奢で存在感が薄いような…(到底刑事には見えない!でも刑事はこうあるべきというのは先入観のなせる業。どんな刑事もアリかもしれないけどもね…)。
なんだか少年の青さが感じられて…それはそれで別の意味で見入っているんですが…いいなぁ…(ストーカーか…私は!・笑!)
とにかく、顔が私の好みなので、欠点みたいなのは無視してあげよう、なんだって許してあげましょう(笑)。

 もひとつその俳優さんを見たいが為に観てみたドラマが「仔犬のワルツ」。
見たい俳優さんは岡本健一です。
こちらもビジュアルが好きなんですが、今回ドラマを観て…なんだか岡本君荒んでるぞ…(笑)。
役柄がそういう役だから?なんだか痛々しい雰囲気で、そのはっきりした顔の造作が時には鬼気迫るような…。
ドラマの内容は、ちょっと変ですね〜(笑)。
ピアニスト志望の若者がたくさん出てくるんですが、芸術性うんぬんとは全く無縁なストーリー展開です(笑)。
「巨人の星」の大リーグボール養成ギブスのピアノ版みたいなのをつけて彼らがピアノ弾き耐久レースのようなことをしているのを前回見ました(爆)。
ちょっと人物も類型的な気もします。スポ根の乗りのサクセスストーリー?それとも野望のサスペンスドラマ?(殺人も既に2件起こるという不可思議な展開!!)。
2回目放送途中からちょこっと見始めたので余計訳が分からないのかもしれません。

私、ツッコミ入れながらこれらのドラマ観続けるのでしょうか…?(笑)それは謎です。

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